今年の夏 8月21日・22日に菜の花の会で初めての宿泊行事を行いました。
「がんばる子どもたちと山に登ろう!!」
今年赴任された脳外科の師田先生が登山がご趣味ということで、「病気を経験した子どもたちにも登山を経験させてあげたい」と会に声をかけてくださり実現しました。
長期入院後の子どもたちは、体力面が心配です。
私たちは挑戦させたい思いと、不安な思いで、たくさん話し合いました。
そして当初は山小屋に1泊して山頂を目指すという計画でしたが、子どもたちがそれぞれ自分のペースでゆっくり挑戦できる、標高1660mの日向山ハイキングで実施しました。
台風の影響でお天気が心配な週で、ハイキング当日の朝も小雨が降ったり止んだりでしたが、出発時には雨も止み、子どもたちも元気に出発しました。
イベント参加者は、親8名、子ども(成年含め)8名、医師・看護師7名、登山ガイド・ボランティア6名。計29名。
内 ハイキング参加者は大人17名、子ども5名の22名。
子ども1人に山岳ボランティア1人が付き添いし、ひとり一人の子のペースに合わせてくれて、何度も何度も足を止め、休み息を整えまた歩き始めるを繰り返し、子どもたち同士も励まし合い、最後の子が登頂するのに3時間半かかりましたが、最後まで頑張りました。
迎えてくれた絶景も、子どもたちの自信と力になったと思います。
参加されたご兄妹から感想をいただきましたので、ご紹介させていただきます。
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『 ひなた山ハイキングのおもい出』
わたしは、なのはなのかいのひなた山ハイキングにいきました。
いくまえはおともだちがいっぱい出きたらいいなとおもっていたけれど、おともだちがいっぱい出きてうれしかったです。
ハイキングにいったときは、ボランティアの人たちとのぼりました。
みんなとおはなしをしながら、のぼりました。
きのこを見つけたときはびっくりしました。
きれいなおはなも見つけました。
いしのちっちゃいおうちみたいのがあって、びっくりしました。
ちょうじょうにのぼったら下をみるとおうちがちいさく見えて、たかくてこわかったです。
でもきれいでした。
おともだちがおちゃをたててくれました。
おいしかったです。
みんなとのぼれてよかったです。
たのしかったです。
またらいねんもいきたいです。
わたなべりり子(7さい)
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『向山ハイキングをふり返って』
ぼくは、菜の花の会のイベントで日向山へハイキングをしに、山梨県の北斗市へ行きました。
一日目の最初は「サントリー」の工場見学に行きました。ここでは、ペットボトルの作り方や、水についても勉強できます。試飲をさせてもらった水とヨーグリーナが予想以上においしかったです。ここに行くとは意外だったけれど、水についてたくさん楽しく学べました。
そして、いよいよぼくたちが泊まる青空共和国のログハウスへ行きました。このログハウスでは、他の子達と一緒に泊まるので仲良くなれるか心配でしたが、遊んでいるうちにすぐに友達になれました。
いよいよ二日目、ハイキングの日です。朝は登れるか心配でした。そして登山開始。ちゃんとボランティアの人もいるので安心です。山の中は、木がたくさんあり、たくさんの自然とふれあうことができました。途中できりが出てきて、みんな楽しそうに笑っていました。ボランティアの人とたくさんの事を話している間に、あっという間に山頂に着いてしまいました。山頂から見る景色は、おどろくほどきれいでした。少し下を見ると、自分はこんなに登って来たのかという達成感があふれてきました。
ぼくは、こんなに楽しい山登りは初めてでした。また、たくさん友達が出来、楽しい思い出も出来たので、とても嬉しかったです。また来年も、いや毎年このような思い出を作りたいです。
ぼくの場合は、妹が病気になった事がきっかけで、今回のハイキングに参加する事になりました。入院している時はさみしかったりして大変だという気持ちもあったけれど、この経験があったから出来た事もあります。これから、ぼくはたくさんの人の役に立ちたいです。
渡邊有吏(10才)
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有吏くん、りり子ちゃん、ありがとうございました。
よんでいて、とてもあたたかなきもちになりました。
りり子ちゃんのかおよりも、大きなきのこでしたね〜
「みんなとのぼれてよかったです。たのしかったです」
そのことばが、なによりもうれしいです。
有吏くん、「達成感があふれてきました。」素敵な言葉ですね。
これからも自分に自信を持って、たくさんの事に挑戦してくださいね。
応援してます!!
また、たのしいイベントで、有吏くんとりり子ちゃんに、あえるのをたのしみにしています。
なのはなのかいのせわやくより。
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今回の宿泊先は、認定NPO法人難病のこども支援全国ネットワークさんの「あおぞら共和国」をお借りいたしました。
ご支援に感謝いたしますとともに、菜の花の会からも〜みんなのふるさと「夢」プロジェクト〜を応援させていただきたく、募金箱に5,000円を寄付をさせていただきました。
会員のみなさまには、ご報告とともに、事後報告となってしまいましたことお詫び申し上げます。
あおぞら共和国のご案内→「あおぞら共和国」
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